月夜果実店オリジナル

猫絵

石川泰の肉筆画

（額入り）

１枚１５００円

数量限定　完全一点もの！

石川泰の原画による

ポストカード

１セット（４枚）

５００円

準備中

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宇宙における月夜果実店の始まりと終わり

くっきりとした山や谷が、川が、

あかるく広がる。

地上。

幼い日、気づくとそれをもう知っていました。

時間の始まりと終わりの間に、私たちはいる、

いつも（！）……。　

つぎにそのことを知りました。

1984年に劇団をつくったのも、

結局はそのせいだったのです。

いまも、晴れた日に歩けば、すべての緑を輝かせる空の下、それだけがわかります。

どうしてかはわからないけれども、

地上に、いる。

一方、このながい年月のあいだ、この空の下でも地上でもないどこかに「心のべつの半分」がひっそりと育ってきたことも、

私たちは感じています。

「心のべつの半分」の棲む場所を空けておくためにこそ、舞台はつくられたのだ。

謎は必ずしも解かれなくとも。

そのことがはっきりしてきました。

それが「月夜果実店」を再開する理由です。

「劇団　月夜果実店」という名ですが、まず始めるのは私たちの初めからの作曲家、

石川泰によるオペラです。

これを皮切りとして、長い物語がうねっていきます。また。どこまで続けても、宇宙の終わりには届かないとしても。心の棲む場所のために。　　

2015年8月　

月夜果実店　店主　堀切和雅